桔梗や撫子、萩の秋草に、波の丸文を刺繍であしらった、夏物　麻の袋帯です
地には藍色の濃淡で一筋のラインがあしらわれています
生地はややハリのある手触りの麻、透け感のある地です
この帯の前柄は片面のみで、関東巻（帯を反時計回り）で結んでいただくと、柄が出ます
400cmと短めのお仕立てです

図にはありませんが、銀糸部分に若干の箔はがれが見られます
ほか締め跡の筋や小穴など多少の傷みがありますので、詳細は図と写真でご確認ください　（黒字：表、赤字：裏）

細かな傷みを気になさらなければ、まだまだ十分に着用していただけます
着物シーンをより個性的に、おしゃれにお楽しみ頂けることでしょう

文：豊田

*おおよその地色 - HTML code (E8D1A0)

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