石楠花のような紫色の花模様を織り出した、上品な名古屋帯です
柄部分には煌めく銀糸につややかな緑色の引箔も織り込まれています
生地はさらりとした手触りの正絹、33cmとやや幅広です

図にはありませんが、地が薄く変色しているほか、お太鼓の端や上部に擦れたような筋状の傷みが多く見られ、角度によっては少し気になりそうです
また結ぶと隠れる位置になりますが、お太鼓下には黒っぽいシミも２つ見られます
ほか締め跡の筋など多少の傷みがありますので、詳細は図と写真でご確認ください　（黒字：表、赤字：裏）

多少の傷みはありますが、普段着などにお気兼ねなくお楽しみいただければと思います

文：豊田

*おおよその地色 - HTML code (E3D5D8)

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