華やかな花菱が刺繍であしらわれたアンティークの名古屋帯です
ひと針ひと針丁寧に刺された意匠には絹糸特有のしっとりとした光沢があります
生地は、なめらかな手触りの正絹です
333cmと短めのお仕立です
この帯の前柄は片面のみで、関西巻側（帯を時計回り）に柄があります

小穴が数か所みられますが、生地の劣化によるものではありません（傷みの写真3枚目）
また、たれ先近くの穴は2mmほどで、大きめです
刺繍にはスレ汚れにより多少の毛羽立ちがみられます（傷みの写真6枚目）
意匠のアクはさほど目立ちませんが、お太鼓中央の水色の華文にややハッキリとした変色がみられます（図と写真はありません）
ほか、細かなひっかけと薄いシミ（傷みの写真7，8枚目）、薄い変色などの傷みがありますので、
傷みの詳細は図と写真でご確認ください（黒字・表地、赤字・裏地）

図と写真はありませんが、手先に薄い締め跡の筋があります

古いものですので細かな傷みがありますが、
華やかな意匠をお楽しみいただければと思います

文：磯川

*おおよその地色 - HTML code (B53E4E)

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