桜や楓と手毬模様が染められた、塩瀬の名古屋帯です
意匠の一部には金彩やポイントに金駒刺繍があしらわれています
生地は塩瀬独特の衣擦れの音が心地よい、やわらかな手触りの正絹です

前柄（関東巻側）に箔のスレがあり少しきになります（B）
又脇辺りに水シミのような傷みが表裏ともにあります（C・D)
脇か後ろ寄りになるように結べばさほど目立たないかと思います
その他のシミは目立たないものです（E・F)
お太鼓柄の箔のスレ（A）や地のうすい変色は、さほど目立ちません
締め跡の筋がありますので、
詳細は図と写真をご参照ください。（黒字-表、赤字-裏）

品のある可愛らしい一品をまだまだお楽しみいただければと思います


文：阪井

*おおよその地色 - HTML code (C4825E)

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