植物模様を刺繍で施した、アンティークの夏物、麻の名古屋帯です
ふっくらしたリボン刺繍には銀糸があしらわれ、華やぎを添えます
生地はサラリとした素朴な風合いの麻です
前柄は片面のみのお仕立てで、関西巻き（時計回り）で結んでいただくと前柄がでます

経年による変色があり、お太鼓柄部分は少し気になります（傷みの写真5枚目）
又前柄（関西巻側）にも下線部分に変色や薄汚れたようなシミがあり気になります（傷みの写真3枚目）
裏側にも部分的に薄汚れたようなシミがあります（B・C)
たれのシミ（A)は結ぶと隠れます
ほか、締め跡の筋やひっかけなど多少の傷みが見られますので
詳細は図と写真でご確認ください（黒字：表、赤字：裏）
図にはありませんが、お太鼓部分にも締め跡の筋が見られます

古いものですので傷みはありますが、
アンティークならではの味わいある意匠をお楽しみいただければと思います


文：阪井

*おおよその地色 - HTML code (E6DAB8)

■■■