お遍路装具の白衣です
浄土宗の僧、秀蓮社雲誉の名前と、新西国霊場の第二十番、立木山寺の文字があり、御朱印が押されています
南無阿弥陀仏、応法妙服自然在身と記されています
生地は綿で、手縫いでのお仕立てです

ややきつめの衿汚れや袖口のスレ汚れが残っているほか（A,D）、所々に目につくシミが見られます（B,F）
全体が変色しており、アクが出ています
左衿先の裏側に元の持ち主の名前と思われる文字が書かれています（G）
（E）は、経糸が数本抜けてしまっている傷みのようです
その他、多少の傷みがありますので
詳細は、図と写真でご確認ください（黒字：表、赤字：裏）

コレクションやディスプレイ用などとしてお楽しみください

文：浅見

*おおよその地色 アイボリー